彼らにノブレス・オブリージョンの誉れを得る契機をあげよう

彼らにノブレス・オブリージョンの誉れを得る契機をあげよう

 増税の問題にこの前ふれたが、復興構想会議が菅に提出した提言を見ると、基幹税(消費税・所得税・法人税)を増税する方向で決まりそうだ。
 いうまでもなく、これを決めている面々は、その方面の専門家、つまり資本マネーで潤うことばかり考えている人たちばかりだから、会社にかかる法人税の本当の仕組みはよく知っているはずだ。実質、庶民の懐ばかりが狙い撃ちされている。
 実体経済がボロボロで、格差社会になってしまい、弱者はどこまでも虐げられる。いつまで虐げられるのか。
 よく、政治家や評論家が「欧米の消費税は日本より高い」と指摘するが、よく実態を見てみると、食材などには消費税をかけてないなど、庶民を虐げない制度にしてある。ところが、日本ではそのディテールの紹介はなく、ただ上辺だけをもってくる。
 以前BBCドキュメントかなにかで放送されていたことだか、税金が高いとされている北欧では、役所が死にものぐるいになって、無駄なお金をけずり、透明性を確保することによって、ようやく高い税金が取れるようになったのだ。
 いまでは、「なになにの社会保障を確保するために、これこれの財源が必要です。ついては、これだけの税金を取りたいと思います」と、きっちり説明し、その問題を国民投票によって決めている。政府の透明性が一番大切なのだ。
 いま、復興を名目にして、お金が集められようとしている。じっさい、だれがなんといおうと、復興は大切だ。しかし、そのお金の使い道は、疑問だらけだ。

 私はこんな妄想にとらわれる。

 いま、ビッグビジネスのチャンスとばかり、鵜の目鷹の目で、そのお金に群がろうとしている人々がいる。一時期、被災地にお金がおとされる。しかし、そのお金はいつしか、東京などに還流され、一部は政治家に献金され、やがて、資本マネーで潤っている人々の懐へ入っていく。そして、被災地では、そのお金によって実体経済が育つ訳ではない。


 いわば、食い物にされるのだ。そうされないために、一時、ブームになりかけた地域マネーに変換し、そのお金を使ったらどうだろうか。これなら、東京へ流れることもなく、株などで儲けている人の懐へ入っていくこともない。
 
 しかし、そんなことより、もっといい方法がある。
 法人税を無税にして、日本の所得上位10パーセントの人の税を5パーセントあげて、日本の所得上位3パーセントの人の税を10パーセントあげる、というような方法があるのではないか。その3パーセントの人々には当人が望めばインターネットなどで、だれが多額の税を納めているか、国民がみな閲覧でき、富裕層に感謝できるシステムを作ってあげようではないか。
 さらに、トーピン税を日本だけ導入する、というのはどうだろうか。
 税の公平性に欠けるだって?
 都合のいいときだけ、公平性というな。すでに、所得の格差がこれだけ大きくなり、恒常化しているのだ。 
 彼らは、その経済巨大搾取システムの搾取できる立場になれただけのことではないだろうか。経済の構造的暴力装置の上部に入れただけのことではないか。そして、彼らには、やらなくてはならない義務があるのだ。

「ノブレス・オブリージョン」。
彼らの多くはこれを忘れている。というより放棄している。
「ノブレス・オブリージョン」をしっかり身につけているのは、底辺の庶民だけである。


 裕福な彼らを、多額に持っているお金の陰にかくれ、目減りすることばかりにビクビクしている生活から解放してあげようではないか。人に感謝される喜びを知ってもらえば、ビクビクしないで生きていける。額に汗する喜びは、ビクビクする生活よりも楽しいぞ、と。

 私は経済には弱いので、だれか試算してくれないだろうか。基幹税にかけた場合の経済効果と、私がいうような「ノブレス・オブリージョン税」の経済効果、どちらが効果があるのか。

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by spanky2011th | 2011-07-08 21:47 | 世相 妄想随談