「なでしこジャパン」に見る日本のエネルギー問題(2)

 どういういきさつでだったか忘れたが、オシム監督が「どんなフォワードがいやか、中沢と闘莉王にきいてみなさい」とマスコミ陣にいったことがある。きっと、対戦相手が大男ばかりで、日本人の体格が見劣りしている、といった文脈の中で出た発言だったと思う。
 これを聴いたとき、「さすがだ」と私は思った。そして、いま、世界に出て活躍している日本人選手が身長差はあまりサッカーとは関係ないと証明している。
 背の低い(香川のことをいっているのではありません)ということは小回りがきくということで、足が短い(長友のことをいっているのではありません)ということは、重心がしっかりしていて、当たり負けしないということにつながっていく。
 「なでしこジャパン」がアメリカ人並みの体格だったら、戦術と技術の差で勝敗が決するだろうが、今回は、まったく分からない。ティラノザウルスに立ち向かう、チーム・ヴエロキラプトルの対決のようだからだ。
 日本の背の低さ(つまり、小回りのきく体型)が有利に働きそうだ。しかし、相手も研究してくる。だから、こちらも更なる研究をしているだろう。
 「日本が勝つか」とTVではそればかりだ。が、本当の楽しみは、互いがどう互いの長所を出し切り、または、互いがどう相手の長所を消し去ろうとするのか。
 流れの中で、監督がどう采配を振るうのか。また、どんなビューティフルなアイデアがとびたしてくるのか。
 近年まれに見る名勝負が展開されそうだ。なぜ、それを楽しみにしないのか、私には理解できない。
 桜梅桃李というではないか。世の中、どうしようもないことがある。桜が梅になったり、桃が李になったりはできない。どうしようもないことがあるのだ。
 しかし、そのどうしようもないことを優劣とは思わず、差異にしか過ぎないと信じて、自分たちのサッカーをとことん追い求めていく。そうやって切り開いて(築いて)いったのが、いまの「なでしこジャパン」の姿だと思う。

 さて、私には子どもの頃から妄想癖があった。「共有地に悪魔が棲む理由」で妄想した悪夢が、いま、現実になろうとしている。よって、改訂することにする。
 手柄を立てようとして、「例のあの人」(ボルデモードではありません)が、「脱原発依存」のへんな動きをしだしたのだ。「脱原発依存」はいいが、慎重を期さなければいけないことを、お気楽気分でいいだした。めちやめちゃにしそうで、とても怖い。

 最先端医療の手術室では、いま、手術がおこなわれている。それを、ガラス越しに2階から眺めている人物がいる。(テレビ「医龍」のワンシーンを連想してもらいたい)
「原発を廃止することにする」
「えっ!」
 チームのみんなが唖然としている。
「そんなの、ヨーロッパでは当たり前のことなんだ。」
と、どなり口調の医院長の声が流れてくる。
「この前、医院長を変えようという動きがあった時、やつは辞任をほのめかした。それで、なんとか、その場は逃れた。でも、いつ、やめるか、はっきり明言しなかった。いま、やつは必死なんだ。一発逆転をねらい、手柄を立てたくてならないのだ。だから、いまのあいつが一番怖い。なにをしでかすか、わからん。あっ、まずいぞ。あいつの鼻の色が赤くなってきたぞ。また、なにかしでかすつもりだ……」


また、それ以前に、こんな妄想も抱いた。

 いま、ビッグビジネスのチャンスとばかり、鵜の目鷹の目で、そのお金に群がろうとしている人々がいる。一時期、被災地にお金がおとされる。しかし、そのお金はいつしか、東京などに還流され、一部は政治家に献金され、やがて、資本マネーで潤っている人々の懐へ入っていく。そして、被災地では、そのお金によって実体経済が育つ訳ではない。
 いわば、食い物にされるのだ。


 再生可能エネルギーを高い価格で買い取り、普及を加速化させる仕組みそのものは大いに結構。しかし、それにある条件を付け、一般的な人たちを排除し、やわらか○ンクなどが金儲けをしようとしている。
 アイデアマンなのはいいが、ガムシャラに金儲けに走りすぎていないか。

 「成長の限界」(1972年 ローマ・クラブ)発行から約40年経つが、いよいよ、限界があちこちで現象として現れている。
 石油を使い尽くし、中国のレアメタルを全世界が奪い合う。
 それでも、政府は、日本の経済成長のため、使い捨てが持続すると信じて、地デジ完全移行を断行する。移行したら、庶民は、十年に一度はテレビを買い換えなくてはならないハメになるのだから、こんな有り難い話はない。パソコンも旧型はどんどん使えなくなる。だから、次から次へと買い替えてくれるから、経済成長はいつまでも続くのだ、と信じて。
 でも、地球にはそんなに無尽蔵の資源がないのだ。
 温暖化の影響でアメリカでは巨大竜巻や山火事が頻発し、日本を襲う台風も年々巨大化し、集中豪雨というよりもスコールに近い雨。疫病も次々と新型が登場し、どうなっているのかと思うほどだ。
 さらに、年々増え続ける使用済み核燃料棒という巨神兵が、全世界のあちこちで眠り続けている。どの国も、この疫病神をどう始末しようかと悩みながら。深い海溝に捨てるか、何万年も奥深くの地底に埋めるか。いずれ、だれかがすごい技術開発をして、この巨神兵を安全にしてくれるさ。望みうすなのは知っているが、とりあえず、自分の代ではあばれださないだろう、と信じて。
 持続可能な成長を真剣に模索しなくてはいけないときだからこそ、名誉欲の連中とか、自分の金儲けしか頭にない連中とかは、われわれ庶民が監視し、見破っていかなくてはいけないのだ.

 ここで、妄想.
 だれも彼のことばを信じなかったら、あのヒトラーも大悪人ではなく、大ピエロ。




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by spanky2011th | 2011-07-15 20:13 | 世相 妄想随談