ガンジーの「人類の7つの罪」

ガンジーの「人類の7つの罪」を真剣に考えるときが来た



 いま、私は、五十数年の人生でもっとも困難な事態に陥っていて、明日が見えない状況にある。
 しかし、いいたいことをいわないのは「腹ふくるるわざ」なので、ここで書いているのだが、なぜ、日本人はこんなに従順で、反骨精神がないのだろうか、という疑問がいつも、私の頭の中で渦巻いている。「和を持って尊しとなす」伝統が、悪しき方に働いているとしかいえないだろう。

 トインビーの歴史観ではないが、ルネッサンス時代に始まり、フランス革命時代に大きく進化し、二十世紀に大きく花開いた一つの文明が、いま終焉を迎えようとしている。私は、そう信じている。時代は400年、500年単位で大きく転換する。その転換期にきているのだ。
 この文明の底辺にあったのは、理性を尊ぶ「理性信仰」という宗教である。また、便利な「お金」「利息」という発明品であった。
 私は人間理性の信奉者であるが、私がいう理性とは、宇宙とか、自然とかの神秘の前で謙虚になり、そこから多くのものを学んでいこう、という姿勢である。
 ところが、いま、その「理性信仰」「お金」「利息」がかってに一人歩きし巨大化して、人間に逆襲をし始めている。
 原発事故の根本を考えると、絶対的な安全は確立されていないのに、「いずれ、その解決策はみつかるはずだ」という人間の傲慢さであろう。
 聴くところによると、宇宙の動きを研究していくと、私たちの知っている物質というものだけでは宇宙のことはどうしても説明がつかないというのだ。「ダークマター」「ダークエネルギー」という未知のものがほとんどを占めていて、既知のものは4パーセントに満たないという。
 知れば知るほど謎が増えていく、というのが学問の世界であろう。それを十分に知っていて、学問対象に対して謙虚な姿勢を保つ理性を私は信じたい。

 かつて、ガンジーが「人類の7つの罪」と指摘したことがある。早期退陣に追い込まれた総理が就任直後に口にして少し話題になったが、その人の無能ぶりにより、このガンジーの「人類の7つの罪」までも軽く見られてしまったことが残念でならない。

(1)理念なき政治
(2)労働なき富
(3)良心なき娯楽
(4)人格なき知識
(5)道徳なき商業
(6)人間性なき科学
(7)献身なき宗教


 いま、日本は、というよりも、世界全体が、この7つの大罪を犯しまくっていないだろうか。
 理念よりも世論ばかり気にしている政治家は口を開くと「世論の動向を見て」と口にする。
 総理になった自分の息子に毎月何百万円という子ども手当を贈っていた某財閥の母親。当然、彼女の生活の源になったのは、自分が保有している株である。彼女は額に汗して、最低賃金で働き、生活していく苦労を知っているのだろうか。
 ゲームソフトのCERO:Z指定の内容を見てみれば、一目瞭然。ゲーム脳の問題も一時取り上げられたが、単純に考えて、毎日、一時間でも二時間でも「敵を見たらひたすらたたきつぶす」ことのみに専心していて、それが心に影響をもたらさないはずがない。社会学者(宮台真二のような)の中にはメリットばかりをしゃべり、それよりも大きなデメリットに触れようとしていない。
 とにかく、今一度、「人類の7つの罪」を真剣に考えるべきときだろう。


ピンクロフロイドのマネーです。



ザ・クラッシュの「ロンドン・コーリング」です。「トーキョー・コーリング」というような曲が日本で生まれないのは日本の不幸です。



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by spanky2011th | 2011-08-21 21:52 | 世相 妄想随談(音楽付き)