ガンジーの「人類の7つの罪」について(理念なき政治)

 最近知ったのだが、ガンジーの「人類の7つの罪」について、京都大学原子炉実験所助教小出裕章氏が、5月の「参院行政監視委員会」において「マハトマ・ガンジーの名言・資本主義7つの大罪」を引用していた。このときには「原則なき政治」の翻訳の方を使っていたが……。
 私の記憶が確かならば、マハトマ・ガンジーの「(1)理念なき政治」もしくは「原則なき政治」の「理念・原則」とは、宗教性のことを言っていたと思う。
 この宗教性とは、特定の一宗一派の宗教という意味ではない。「生命の尊厳」ということで、貧しい子どもに貰った一本の鉛筆をチビるまで大切に使ったガンジーは、「ガーンディー聖書」(岩波文庫)で、「予の信条は神に奉仕することである、従って人類に奉仕することである。」と述べている。
 この人類に奉仕する、という姿勢を貫いている政治家がどれほどいるだろうか。それも、宗教的信念を持って。
 選挙のときには「みなさまのために働かせてください」などと連呼し、土下座しているくせに、当選したとたん、ころりと忘れてしまう。公僕と称しながら、高級公務員は「国民の支配者」となり、「国民の支配権」を官僚の手から政治家が奪還しようとしているのが民主党のいう「脱官僚」の実態に思えてならない。
 政治家になったとたんに「人類に奉仕する」ことが身に付くわけではないので、政治家になる前にどれだけ「人類に奉仕する」ことをしてきたか、それを見ないで、投票してしまう我々国民がいけないのだ。
 それにしても、小選挙区制により二大政党制になり、まともな政治が誕生するはずだったものが、とんでもない「ポピュリズム」政治を実現させてしまったものだ。小選挙区制をもう一度、見直してもいい時期がきているよう。
 政治家が口を開くと「GDP」(国内総生産)という言葉が飛び出してくる。そういう政治家の理念は、「経済に奉仕する」ことだと思ってほぼ間違いあるまい。彼らの口から「地球幸福度指数」という言葉が飛び出してくる日が待ち遠しい。ちなみに、「2009年度 地球幸福度指数ランキング」では日本は75位である。

*地球幸福度指数(The Happy Planet Index)は、イギリスの環境保護団体であるFriends of the Earthが2006年7月に紹介した、国民の満足度や環境への負荷などから「国の幸福度」を計る指標であ る。
この指標は国の発展度合いを測る指標としてこれまで重要視されてきたGDP(国内総生産-国内の生産活動を数字として表したもの)や HDI(人間開発指数-国内の住民生活の質や発展度合いを表したもの)が、人間が本来人生に最も望む幸福と健康の 度合いを測るものではなく、金銭的発展度合いを測るだけの指標であり人間生活の真の豊かさの度合いを表したものではないという批判に答え、人間活動である 特に文明の活動が将来にわたって持続できるかどうかを表す概念である持続可能性を組み込んだ国の幸福度を測る新たな指標である。(ウィキペディアより)

ミャンマーで、「理念ある政治」をめざし、戦ってきた一人の女性がいる。民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんだ。軍事政権から民政移管され新政府が発足し、スー・チーさんが表紙になった雑誌が書店に並ぶ時代がやっときた。
 ということで、今日は、ハンコックとショーターの演奏「アウン・サン・スー・チー」を聞きたいと思う。


Herbie Hancock, Wayne Shorter Aung San Suu Kyi Jazz Baltica 2004






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by spanky2011th | 2011-09-09 19:17 | 世相 妄想随談(音楽付き)