近況

 A小学生新聞の公募用に、210枚の作品をどうにか書き上げた。時間がないので、とにかく書き上げることのみに専心し、どうにか最後までたどり着いたという感じ。
 村上龍の作品を少し意識して、現代よりもほんの少し未来という設定で、福島の原発事故後の、温暖化がせまってきている東京の都心の子供が、都市伝説におびえる様子を描いたもの。とうぜん、そこでは節電が行われていて、重税にあえいでいる人々が、ごく普通に登場している。
 ある意味実にバカバカしい、それでいてREALなものになった気がする。いつもだと、書いたものを何度も読み返し、推敲するのだが、警備の仕事をやるようになり、とにかく時間がないので、ほとんど推敲なしで、応募に出すことになる。
 「ダイブ」や「バッテリー」が大ブレイクしたせいか、たぶん、いまの公募状況は、その手の「スポーツを通して何かを発見していくもの」ものであふれかえっていると思うので、その手のものは避けることにした。
 また、幽霊や魔法や超能力に対しての皮肉も、随所にちりばめたつもりだ。
 まあ、児童文学というのは、この魔法、幽霊、超能力といったものとは親近性があるので、使いたくなるのもわかるが、書き手が安易に寄りかかりすぎている気がしたので、今回は封印してみた。
 かなり以前、ファンタジーを書きたがっている童話作家に、本当に別世界があると思っているのか、聞いてみたことがある。
 すごく困った顔をしていたのを、思い出す。
 
 面白ければ何でもあり、というのは、児童文学では、わたしはやってはいけないことだと思う。
 そのいい加減な態度が、「オウム真理教」や、最近特に目につく「除霊のためにおこなった」という殺人事件の起きる温床となっていると思うからだ。

 何本か書いた作品のうち、公募にかすりもしなかったら、ネット上で公開してもいいかな、とも思っているが、そうならないことを望んでいる。



 娘が、こんな演奏を動画サイトに投稿しました。関心のある方は見て、激励のメッセージでもかき込んであげてください。


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by spanky2011th | 2012-01-27 15:01 | 世相 妄想随談(音楽付き)