カテゴリ:世相 妄想随談( 32 )

「ナウシカ」の世界を作ったのはだれか

使用済み核燃料棒は巨神兵!?

 昨夜、報道ステーションで与謝野薫氏のインタビューをやっていた。夕食を食べながら、私はあっと思った。こういう真面目で、信念を持って子孫のために何々をやろうという人物が、「風の谷のナウシカ」の毒だらけの大地を作ったのだ、と思ってしまったのだ。決して、ヒトラーのような人物ではなかっただろう、と。
 狭い国土で大量の電力を生み出すためには、どうしても原発は必要だ、と主張し、子どもや孫の世代に豊かさを引き継ぎたい、という発言も、なぜか私には「自分の子どもや孫の世代に豊かさを引き継ぎたい」といっているようにしか、聞こえなかった。
 つまり、与謝野氏の発言は、未来の子孫に負の財産を残し、プラスの財産は「自分と自分の子と孫のために」使い果たしたい、といっているようなものだ。その結果、もたらされるのが「ナウシカ」の世界である。

 いまの経済活動を維持するために原発は必要だ、は一理ある。狭い国土云々も一理あるようだ。
 が、解決法は一つではないはずだ。無数にある選択肢から、ひとつをえらべばいい。その選択肢がないなら、英知を結集して、考えだせばいいだけなのだ。
 今回の福島原発事故で私がメルトダウン以上に怯えたのは、使用済み核燃料棒の異常なまでの多さであった。たしか、1万本を越えていたはずだ。それをとりあえず、プールにいれ水に浸して暴れだすのを防いでいるだけで、根本的な解決法はみつかっていない。もしかしたら、巨神兵!?
 理論的には、プルサーマル計画のように、とことん燃やし尽くせば、危険性はほとんどゼロになるらしい。科学者は、予算を取ってその研究をしたいので、できると断言し、実行に移したがるだろう。その危険の大きさは、原発の比ではない。
 絶対的な安全技術が確立されるまで、原発は実用化すべきではない、という意見がスタート時から多くあったのに、産政官学の複合体がそれを無視した。その結果が、今回の原発事故である。想定外の天災のせいではない。
 いま被害を受けている福島の人には申し訳ないが、ある意味、この早い段階で、原発の真の姿が世間にさらされ、みなが関心を持ったのはよかったと思う。手遅れにならないで済みそうだ。
 それにしても、いま、日本には、何本の使用済み核燃料棒が、原発のプールと呼ばれる部分に、水に浸されて眠っているのだろうか。五十万本に迫っているのではないだろうか。





 一時期フロンガスが話題になったことがある。そもそもフロンガスは、これ以上安全な化学物質はないといわれていたものなのだ。それが発明された時、営業マンは「フロンガスは揮発力にすぐれ、洗浄力にも優れ、爆発もせず、毒性もないのです」といって、実演として飲んでみせたという。まさに夢のような化学物質だったのだ。ところが、科学者のだれも予想できなかったところから、その使用に中止がかかったのだ。宇宙から見たら、オゾン層の破壊されていたのだ。
 フロンガスですら、そのような想定外の複合結果を生み出すのだ。それが、何十万本の使用済み核燃料棒だったら、どうなるのだろうか。
 ほんとうに、何十万本なのだろうか。100万本に達するのは以外に近くて、数年後なのかもしれない。
 いっさいがわからないまま、与謝野氏のように「原発を使わなくなったら、日本は間違いなく貧乏になります」と、一方的なことだけをいう。別の側面にふれない語り方は、詐欺トークというのではないのか。

 そういえば、与謝野氏は、かの反戦歌人・与謝野晶子のお孫さんだったはず。自分の弟が日露戦争の出て行く時「君死にたもうことなかれ」とうたったあの大歌人である。
 ところで、教科書には載っていない事実がある。日本が大陸に進出し、やがて大陸でロシアや中国とぶつかるようになる。そのとき、爆弾を抱えて三人の兵士が敵軍に突入し、日本軍が破れるのを救ったというできごとがあった。旦那の鉄幹は「爆弾三勇士」の詩を書いたのは有名だが、晶子も「銃後の婦人も、爆弾三勇士を見習って……」というような詩を書いて、国民を鼓舞しようとしたことがある(「大東亜戦争への道」)参照)。
 自分の弟には死ぬな、といい、他人の死には勇気ある行為だ、とほめたたえる。あまりにも感情のままの反戦歌人らしい行いである。この爆弾三勇士に感動した日本人は、戦争への道をつきすすむようになったのである。

 ただし、高校や大学の国語の入試にでたときには、この史実は知っていても、与謝野晶子=反戦歌人と書かないと得点にはならない。

 いままた、孫の与謝野氏が同じ過ちを犯そうとしている。
 今の日本の現状を、経済とか、財政再建とかの色眼鏡ではなく、もっと正視眼で見つめてもらいたい。それも、一人の人間の眼で。

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by spanky2011th | 2011-07-14 05:58 | 世相 妄想随談

「我が良き友よ」の替え歌です

こんな替え歌が頭に浮かんだので、みんなにお披露目します。

鼻を赤くして奴が来る 
腰に枝野を ぶらさげて
骨の髄まで しみこんだ
パフォーマンスがやってくる
ああ 夢よ 人気回復
小沢いまごろ どの空の下で
一発逆転ねらったこの俺
笑うのか


避難者見舞って 声かけられて
無視できずに 戻ったが
語り明かせば みんなおいらが
悪いみたいに いうけれど
ああ 来いよ よきツキよ
カイワレ気分で ベントやめさせ
作業止めさせ どなりちらして
生きていく 

思いつき男と 人が言う
小沢の顔が 目に浮かぶ
科学に強いと いいながら
四国巡礼 自慢する
ああ 夢よ 良き友よ
時の流れに みんな去るけど
手柄はおいらで 失敗は他人と
言ってくれ

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by spanky2011th | 2011-07-12 19:12 | 世相 妄想随談

「共有地」には悪魔が棲息してしまう悲劇

 反原発運動に絡んで、とんでもない妄想を抱いてしまい、真面目に取り組んでいる人たちを不愉快にさせてしまったのではないか、と危惧しています。
 しかし、言い訳をさせてもらいます。かなり以前に読んだ本に、それに近いことが書いてあったのです。
 1970年代のこと。オイルショックがあったころに似た話があったのです。アメリカの石油資本の大会社が、こっそりとエコ運動グループに、資金提供をして、化石燃料の使用反対運動を展開させていたというのです(アメリカの話なので、ウラを取っていませんが……)。
 その年、大型タンカーの座礁などがあり、その会社は大赤字が決定的な状況。そこへオイルショック。会社の屋台骨を揺るがされているなかで、その会社は、せっせと自分の石油を掘っては売らなくてはならない状況に追い込まれました。ジェームス・ディーン主演映画「ジャイアント」で知られている通り、アメリカは莫大な石油埋蔵国でもあるのです。しかし、それは最後の切り札。最後まで残しておこう、というのがその会社の基本戦略なのです。
 そこで、考えついたのが、石油をあまり売らないで、儲けを生むという、魔法のような一手なのです。
 経済界からは石油の提供を求められても、「反対運動が激しくて、石油が掘れないのですよ」といいわけし、石油産出量の増大には乗り出さない。みるみる、石油の値段は高騰し、あっという間に、大型タンカーの座礁分の損失を埋めて剰りある利益を生み出すことが出来たのです。
 
 この知識が、あの妄想を生み出したのだろう。と、いきなり口調が変わるが、さて、「ソフト・マシーン」の話だが、エコ運動、原発反対運動のような草の根の運動も、組織である以上、「メガ・マシーン」化は避けられない運命である。
 動機は純粋でも、いつしか、その組織を利用して、金儲けを企む不逞の輩が入ってくる。みんな、自分の部署のことで手一杯になり、周りのことが見えなくなってくる。真面目で、責任感のある人ほど、自分の部署に固執する。また、そうでなくてはならない。
 市民運動のような組織は、だれのモノでもなく、みんなのモノ。ある意味、共有地だ。ほとんどの人が純粋な動機で、社会を良くしようと働いている。みんなで、この組織を監視し、問題点があったら、改善していこう、ということになっているが、実際は、みんな、自分の仕事で手一杯。
 そこへ、とんでもない野心を抱いた人物が入ってくる。弁舌さわやかで、打てば響くような名調子で、ズバリ、ズバリと最先端の知識を披露してくれる。
 彼をトップにすえれば安泰だ、と思ったところで、また、私の悪い癖の妄想が暴走しだしたぞ。

 最先端医療の手術室では、いま、手術がおこなわれている。それを、ガラス越しに2階から眺めている人物がいる。
(テレビ「医龍」のワンシーンを連想してもらいたい)
「会長、新しい医院長の腕前は、いかがですか」
「うーむ。イマイチ、イマニ……」
「そんなにひどいのですか。彼は努力家で、海外の、最先端の医療知識にも造詣が深く、医学会の論客として名前も売れているのですよ。そんなに、ひどいわけが……」
「病院は今はどこも経営状態が悪い。ムダをなくせば、もっと資金の余裕がでてくる、というので、やつのチームに、事業仕分けをさせてみたじゃないか。大山鳴動して鼠一匹もでてこなかったのを忘れたか」
「でも、経営はまだ不慣れで。でも、手術の腕の方は……」
「ところが、もっとひどいのだ。そこのマイクのスイッチをいれてみな。」
 スイッチを0Nにすると、手術室の声が聞こえてくる。
「あの人、なにを考えているのだか、ちっともわからないわ」
「生検で済むようなことなのに、なんで、患者を手術しなくてはいけなかったのかしら。」
 看護士の声だ。
「いいか、みていろ。あいつの鼻が赤くなってきたぞ。そろそろ、術式を変えるというぞ。」
と、会長と呼ばれた男がつぶやいた。
「そんなことがわかるのですか」
「観察していれば、判るようになる。このままでは、あの患者は奴に殺されてしまう。」
 スピーカーから、医院長の声が流れてきた。
「ストレステストを行う」
「えっ!」
 チームのみんなが唖然としている。
「そんなの、ヨーロッパでは当たり前のことなんだ。」
と、どなり口調の医院長の声が流れてくる。
「この前、医院長を変えようという動きがあった時、やつは辞任をほのめかした。それで、なんとか、その場は逃れた。でも、いつ、やめるか、はっきり明言しなかった。いま、やつは必死なんだ。一発逆転をねらい、手柄を立てなくてならないのだ。だから、いまのあいつが一番怖い。なにをしでかすか、わからん。あっ、まずいぞ。患者の顔色が変わってきた。このままでは……」

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by spanky2011th | 2011-07-12 19:08 | 世相 妄想随談

官能小咄作りました! 感動する!? 「かん」どうする!?


(1)新聞広告
2011年、恐怖の大魔王が降臨!!  予言的中率100%!! ノストラダムスを越えた世紀の予言書、増刷決定!! 
その書名は
「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」(予言者 妻伸子)。
売り切れ必至!! 予約注文受付中!!  
(版元 妻伸出版)

(2)お弁当のデリバリ
「お弁当、お届けにきましたあー。遅れて申し訳ありません.」
 「おれの前で、ベントというな、ベントと。遅れたのは、俺のせいじゃない。たとえそうでも、俺のせいじゃない。」
「もちろんですとも。途中で事故があったので、それで遅れました。申し訳ありませんでした。」
「ほんとうか、それ。みんなの前で証言してくれないか。ベントの遅れは、おれのせいじゃなくて、事故のせいだと、証言してくれないか。」
「お食事をお届けにきただけなんですけど……。」
「なんだ。そうだったのか」
「さあ、どうぞ、お召し上がりください」
「うむ。ヘンな臭いがするぞ」
「ただちに、影響のでる心配はないと思いますが……」
「ということは、ダメだということじゃないか」

(3)メド・目処・めど
「総理、目処がついた段階でやめるということですが、それはいつごろなのですか」
「大丈夫だという目処がついた段階だな」
「それは、補正予算が通った段階という意味ですか」
「ちがうな」
「では、原発事故の終息の目処がついた段階という意味ですか」
「それも違う。ここからはオフレコだぞ。書いたら、許さないからな。それは、院政の目処がついた段階だ。」


(4)歌は世につれ
大きな時代の変わり目に、なぜか、変な音楽が民衆の心をとらえる。
 幕末に大流行した「ええじゃないか」踊り。
 昭和に大流行した「東京音頭」。
 そして、平成次代には……、
 サンザン・オール・スッカラカンズが歌う「勝手にすっからかん!!」が大流行。B面の「花TSUMAMI」も隠れ大ヒット中!! 

 色っぽい小咄を期待した人、ごめんなさい。かんノー小咄でした。

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by spanky2011th | 2011-07-11 15:06 | 世相 妄想随談

資本マネーで潤っている人に、「未来投資税」を

日本人はリョコウバトと同じ運命をたどるのか



 大震災の復興の名目で、大増税が行われようとしている。
 行政府がお金を必要としているので、それを税金で取る。これはあまりにも単純すぎる発想だ。行政府生き残って、万骨枯る、で、民衆が死んで、行政府もクソもあったモノでない。まさに、資本主義経済の構造的暴力装置の下で、民衆はこれでもかというほど絞られている。
 かって読んだ平和学者ガルトングの著書に「資本主義は遠くの人から搾取し、共産主義は隣の人を抑圧する」とあったが、かつての一億総中流であった日本人はいつしかワーキングプアになってしまった。
 いま、必要なことは、庶民相手の増税ではなく、資本マネーに対する増税であるといいたい。また、「お金がお金を生む』ことに気づき、マネーを動かしては金を儲けている人への増税である。

 わたしはこんな妄想にとらわれる。

 かつて、お魚(マネー)をたっぷりと蓄えていた湖があった。
 ある男が、その魚を上手に取る方法を思いついた(株であったり、先物取り引きだったり、いわゆる金融商品)。やってみると、網をうったり、釣り糸を垂らすのより、効果的に魚がとれた。
 これは、いい。これはすばらしい、と、取り続けていった。ある日を境に、魚の収穫量がガクリと減った。どうしたんだろう?  なんとか、いままでと同じ量の魚を捕ることが出来ないのか?
 賢い男は、湖の生態系が崩れだしたことに気づかず、次の方法を模索し、実行しようとしていた。実行したら、湖はどうなってしまうのだろうか。



 いまこの男がやらなくてはならないことは、湖をかつてのように、魚を豊富にたたえた状態に戻すことではないだろうか。湖が枯渇し、魚自体がいなくなってしまったら、彼の生活自体が成り立たなくなる。本来は賢い彼なのだが、欲にとりつかれているので、それが見えなくなってしまっている。幸いなことに、魚は死んでしまうが、お金は死なない。


 男の奥さんが、
「湖が死んでしまう。あなた、やめて。」
と、次の方法を男がまさに実行しようとしたとき、止めに入った。
「この湖が死んでしまったら、別の湖に行けばいいじゃないか。」
「リョコウバトの絶滅を忘れたの? この大陸にはかつて60億羽もいたのよ。それが、いいわ、いいわでとり続け、開拓者の栄養源になってたのよ。絶滅寸前になり、保護しようしたときには、もう手遅れ。剥製になった一羽を除いて、いまはこの世にいないのよ。60億羽もいたのに。そうならないように、ねえ、あなた、こうしましょう。」
 奥さんは、そういうと、バケツの中の稚魚を湖に放った。
「じょうぶに育ってね』



 一説では実体経済の3倍、資本マネーはあるといわれている。これを実体経済の方へ戻してやることだ。そうすれば、経済は回転しだす。
 その方法の一つとして、資本マネーで潤っている人に、「未来投資税」とでも呼ぶべき税をかけ、それを子どもたちの教育・養育費に充当することだ。そのお金は実体経済に流れ、また、その子たちが育ち、やがて、経済を動かしていく。

 私は社会主義者でないので、資本家=悪という主張をする気はない。ただ、お金の生態系を崩すような儲け方は悪だといいたいだけだ。石油資本のロックフェラーは石油を牛耳ったが、彼は鉄道をひいたりして、実体経済を育てて、民衆に富をもたらした。もちろん、彼らは、自分たちも儲けたが……。

 世界的な童話作家ミヒャエル・エンデは晩年、マネーについて思索を重ねていた。「エンデの遺言」というタイトルで、NHKが放送したことがある。本も出ている。利子を生むお金がどういう事態をもたらすのか。それを考える内容だった。
 イスラム圏では利子は禁止されている。また、本来はキリスト文明圏でも、利子は禁止されていたそうだ。いま、真剣に、人間が作り出した「利子」というゲームがどういう事態を招いているか、考えるべきときではないのか。
 また、いまほど、新しい発想による経済体系が必要とされている時代はないのではないだろうか。 しかし、お役人様と政治家様は、過去の手法しか思いつかない。それが大増税だ。日本の不幸はここにあるのだ。

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by spanky2011th | 2011-07-09 07:39 | 世相 妄想随談

彼らにノブレス・オブリージョンの誉れを得る契機をあげよう

彼らにノブレス・オブリージョンの誉れを得る契機をあげよう

 増税の問題にこの前ふれたが、復興構想会議が菅に提出した提言を見ると、基幹税(消費税・所得税・法人税)を増税する方向で決まりそうだ。
 いうまでもなく、これを決めている面々は、その方面の専門家、つまり資本マネーで潤うことばかり考えている人たちばかりだから、会社にかかる法人税の本当の仕組みはよく知っているはずだ。実質、庶民の懐ばかりが狙い撃ちされている。
 実体経済がボロボロで、格差社会になってしまい、弱者はどこまでも虐げられる。いつまで虐げられるのか。
 よく、政治家や評論家が「欧米の消費税は日本より高い」と指摘するが、よく実態を見てみると、食材などには消費税をかけてないなど、庶民を虐げない制度にしてある。ところが、日本ではそのディテールの紹介はなく、ただ上辺だけをもってくる。
 以前BBCドキュメントかなにかで放送されていたことだか、税金が高いとされている北欧では、役所が死にものぐるいになって、無駄なお金をけずり、透明性を確保することによって、ようやく高い税金が取れるようになったのだ。
 いまでは、「なになにの社会保障を確保するために、これこれの財源が必要です。ついては、これだけの税金を取りたいと思います」と、きっちり説明し、その問題を国民投票によって決めている。政府の透明性が一番大切なのだ。
 いま、復興を名目にして、お金が集められようとしている。じっさい、だれがなんといおうと、復興は大切だ。しかし、そのお金の使い道は、疑問だらけだ。

 私はこんな妄想にとらわれる。

 いま、ビッグビジネスのチャンスとばかり、鵜の目鷹の目で、そのお金に群がろうとしている人々がいる。一時期、被災地にお金がおとされる。しかし、そのお金はいつしか、東京などに還流され、一部は政治家に献金され、やがて、資本マネーで潤っている人々の懐へ入っていく。そして、被災地では、そのお金によって実体経済が育つ訳ではない。


 いわば、食い物にされるのだ。そうされないために、一時、ブームになりかけた地域マネーに変換し、そのお金を使ったらどうだろうか。これなら、東京へ流れることもなく、株などで儲けている人の懐へ入っていくこともない。
 
 しかし、そんなことより、もっといい方法がある。
 法人税を無税にして、日本の所得上位10パーセントの人の税を5パーセントあげて、日本の所得上位3パーセントの人の税を10パーセントあげる、というような方法があるのではないか。その3パーセントの人々には当人が望めばインターネットなどで、だれが多額の税を納めているか、国民がみな閲覧でき、富裕層に感謝できるシステムを作ってあげようではないか。
 さらに、トーピン税を日本だけ導入する、というのはどうだろうか。
 税の公平性に欠けるだって?
 都合のいいときだけ、公平性というな。すでに、所得の格差がこれだけ大きくなり、恒常化しているのだ。 
 彼らは、その経済巨大搾取システムの搾取できる立場になれただけのことではないだろうか。経済の構造的暴力装置の上部に入れただけのことではないか。そして、彼らには、やらなくてはならない義務があるのだ。

「ノブレス・オブリージョン」。
彼らの多くはこれを忘れている。というより放棄している。
「ノブレス・オブリージョン」をしっかり身につけているのは、底辺の庶民だけである。


 裕福な彼らを、多額に持っているお金の陰にかくれ、目減りすることばかりにビクビクしている生活から解放してあげようではないか。人に感謝される喜びを知ってもらえば、ビクビクしないで生きていける。額に汗する喜びは、ビクビクする生活よりも楽しいぞ、と。

 私は経済には弱いので、だれか試算してくれないだろうか。基幹税にかけた場合の経済効果と、私がいうような「ノブレス・オブリージョン税」の経済効果、どちらが効果があるのか。

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by spanky2011th | 2011-07-08 21:47 | 世相 妄想随談

ブキミな国ニッポン

福島市の子供たち10人から採取した尿から放射能が検出、とうとう内部被ばくが確認された。
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by spanky2011th | 2011-07-02 19:30 | 世相 妄想随談

不気味な国ニッポン

 東電の株主総会のニュースを見て

 東電の荒れに荒れた株主総会のニュースをテレビで見ていて、素朴に「あれっ?」と、疑問を持ったところがあった。株主の一部から出された「脱原発動議」が、圧倒的な反対多数で否決されたことだ。
 その反対多数というのも、本当の反対多数ではなく、銀行関係などの大株主が反対票を投じたせいであった。私たちの命が、だれのだれともわからない人たちによって、左右されている。不気味だ。
 そのような重大な問題は、イタリアが行ったような国民投票によって決められるべき問題であって、株主総会で、一部の人たちの利益保全のために決められるべき問題ではないはずだ。
 以前、NHKで「日本はなぜ戦争に突入したのか」でやっていたように、日本の意思決定の道筋はどうもはっきりしない。
 いまの官僚制の原型を作ったと言われる山県有朋。彼は、自分の藩の人間(つまり、自分の息のかかった人間)を官僚組織に送り込み、司法・行政・立法の三権分立によって運営されるべき国政を、裏から影響を与え、左右した。
 山県有朋は死んでも、そのときに残した組織的遺産が日本の将来をだめにしてしまっているように思える。有象無象の、自分たちの利益を最優先させる人々が、その組織に群がり、将来の展望もないまま、責任を取ることもなく、日本を動かしている。
 「脱原発動議」に反対票を投じた銀行関係などの大株主は、「原子力発電がなければ、日本の経済が立ち行かなくなる」という美名の元、反対票を投じたというだろうが、本当は自分たちの銀行の利益を慮っていたのではないだろうか。

 西洋では、現在は利益を上げていても、将来的にマイナスが出ることを考えての報償制が当たり前になってきている。
 カルロス・ゴーンの年収が日本一高いと報道され、「取り過ぎだ。」「けしからん。」という声を耳にするが、問題はそんなところにあるのではない。いってはなんだが、彼ですら、雇われ経営者にすぎず、会社を儲かる組織にし、株主に高配当をもたらさなかったら、くびを切られる存在なのである。
 たとえ彼個人が、より多くの従業員により多くの給料を与え、関係会社の多くに豊かになってもらいたい、と思っていても、それが出来ないシステムになっているのだ。彼は、非情なコストカッターとして、生きていかざるを得ないのだ。

 古くなって、あちこちに弊害をもたらしている今の日本のシステム。
 たとえば、社長の報償も、

従業員の数×平均給与×0.001 

というようなルールを導入するべきときではないだろうか。株主の配当も同じようにしなくてはいけない。

「他人の不幸の上に自分の幸せを築いては行けない」

という有名な言葉がある。
 いま、お金を稼いでいる人たちの多くが、実は、「他人の不幸の上に自分の幸せを築いて」いる人たちのように思えてならない。

 福島で内部被爆した子どもたちが出た。「脱原発動議」に反対票を投じた大株主はきっと、これは会社の判断であって、私の判断ではないというだろう。これは経済界の要望であって、私の判断ではない、ともいうだろう。
 不気味だ。
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by spanky2011th | 2011-07-02 19:27 | 世相 妄想随談

「目的性訓練」の持続が天才を作り出す

 マシュー・サイド著「非才! あなたの子どもを勝者にする成功の科学」という本を、少し前に読んだ。
 卓球選手として英国オリンピック代表になり、その後、ジャーナリストに転身した人物が書いた本で、とても刺激的で面白い本であった。
 要は、「目的性訓練」の持続が天才を作り出すのであって、才能ではないという主張には心底共感した。
 モーツァルトを例にとるならば、彼は天才ではなく、どちらかというと大器晩成型だったと言う話などは、とても興味深く、目から鱗が落ちる気分になった。
 具体的に述べると、音楽教育者の父親の手ほどきを受けたモーツァルトは、3500時間の目的性訓練を受けた頃(1日2時間の練習として5年後当たり)から頭角を現し、10000時間を超えた頃から、真の才能を発揮しだした、というのだ。
 石川遼選手にしても、イチローにしても、みな、目的性訓練を自らに課している。
 逆に、「君は才能がある」と言われてきた人物たちが自分の才能神話を崩さないために、ウソをついたり、誤摩化したりしていく例も紹介されている。
 いま、私は、段階的に発展する、この目的性訓練に主眼を置いた「国語教育」の方法はないか、と思索している。多分、ドリル形式が一番いいのだろう、と思うのだが、それを小学校低学年のときに受けさせる。そうすれば、日本の子どもたちの国語力は大幅に向上するのではないかと思っている。
 その内容は、ここでは触れない。

 娘をヤマハピアノ教室に通わせたときのことだ。その音感教育のメソッドを目の当たりにして、「なるほどこういうことをするから、ヤマハ育ちはちがうのだ」と思ったものだ。絶対音感を身につけさせる教育を、幼児の頃にほどこし、それを育て、選抜し、さらに育てては選抜していく。
 我が家の判断で、娘は小学校進学と同時に、ヤマハは辞めさせて、個人レッスンに切り替えた。先生や教室の雰囲気などもあって一概には言えないが、「ヤマハに通っていると、いずれピアノぎらいになって辞めていく」というウワサも耳にしていたからだ。

 しかし、そのとき、私は、ヤマハのような方法論が日本の国語教育、作文教育にはない、と悲しくなっものだ。十年以上前の話だが。
 作文では、相も変わらず「感じたまま、思ったまま、書きなさい」方式で教え、明治時代に作られた学校文法を後生大事に絶対視し、読解では先生の印象批評としかいえないような解釈がまかり通っている。句読点の読点一つとっても、呼吸で打ちなさい、というような教え方をしていて、読点の法則性には触れようとしない。
 とくに、いま学校が教えている文法(古文を除く)は、大学受験にもでることがない。多分、大学側が、時代遅れの過去の遺物にすぎないことを十分に認識しているからだろう。なにせ、西洋には文法なるものがあって、じゃあ、日本にも文法がなければ恥ずかしい、とばかりに明治時代に急造したのが学校文法な訳だからだ。
 しかし、勘違いしないでほしい。文法の学習など必要ない、といいたいのではない。いな、国際交流が当たり前になったいまほど、学生も教師も、そして、留学生も、みんなが真に納得できる文法が必要とされている時はないのではないだろうか。
 三大文法、四代文法といわれるように、いくつもの説があるのは耳学問で知っているが、それでも、学校文法よりはましだろう。その中で、特に、国語学の研究者の中で、もっとも支持されている文法を採用するだけでも、かなりの変化があるはずだ。
 そんなわけで、日本語をいま、再度勉強し直している。勉強し直してみると、日本語ほど面白いものはないような気がしてくる。不思議だ。

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by spanky2011th | 2011-06-26 21:14 | 世相 妄想随談

加工されない、生の情報が欲しい

 台風被害にあっている九州の人たちには申し訳ない話を書く。許してもらいたい。
 子ども時代に、たまたま台風の目に、住んでいたところが入ったことがあった。一昨年のことだ。ふっと、そんな記憶がよみがえってきた。周りには、台風の雲があるのに、真ん中だけ青空が見えていた……。
 もう一度、台風の目にはいってみたいと、とんでもない思いに取り憑かれた。
 いまは自分は東京に住んでいて、台風が東京を直撃する、と天気予報がいうたびに、台風への備えをし、台風の直撃を待ちわびた。
 しかし、東京直撃の台風はみごとに東京をそれ、太平洋沖を通っていってしまう。それも、一回や二回ではない。
 たしか、台風は自分の力では動けないはず。ジェット気流などに流されて動いていく。そんな怠け者のはずだ。それなのに、どうしてこんなにも天気予報がはずれるのか。
 そこで、台風の進路予想の新聞の切り抜きをノートに貼り、実際に通ったコースを後から記してみた。

 そんなことをしていたら、ある疑問が芽生えてしまった。
 東京直撃の台風情報は加工されているのではないか、という疑問だ。
 これ以上のことを書くと、どうもまずいらしいから、書かない。


 気象予報士も、気象庁が発表すること以上の台風予報の発言すると、苦労して手に入れた気象予報士の資格を剥奪される、らしいから。

 そういえば、私が子どもの頃、台風接近のニュースと同時に、台風は進行方向の右側が風が強くなり、台風から離れた場所で大雨になる、というようなメカニズムの話もしていたように思う。また、屋根が飛ばされるメカニズムのようなものもやっていたように思う。
 いまは、そういうニュースはなくなった。「台風が東京を直撃する可能性が高いので、十分に注意してください。」とアナウンサーが注意を喚起するだけ。そして、被害が出てから、お決まりのように、そのメカニズムを専門家に語ってもらう。
 
 原発事故の初期段階で、私は海外のニュース番組ばかりを見ていた。日本では放送されない、日本の風向きを報道していたからだ。
 私はいいたい。あなた方が思っているほど、バカじゃない、と。加工されない、生の情報が欲しい、と。
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by spanky2011th | 2011-06-26 14:06 | 世相 妄想随談