「が」=未知、「は」=既知という学説は本当なのか

 この前「日本語はどんな言語か」(小池清治・著)という本をよんでいて、どうしても納得できない点があり、そのことばかり考えている。
 いまから三十年近く前、似たようなタイトルの「日本語はどういう言語か」(三浦つとむ・著)を読んで以来の、いわゆる国語学関係の本を手にしたわけだが、そ の中で、世間で言うところの「主語をつくる助詞」の「は」と「が」について、「が」=未知、「は」=既知 との今の国語学の通説が紹介されていた。
「が」= 未知?
「は」=既知?

 人間を五十年以上もやっていると、通説がひっくり返されていくのを何度も目撃してしまう。私が子どもの 頃にいわれていた通説、たとえば「砂糖は頭によくない」も今では「脳のエネルギ−源は砂糖だけである」となり、つい最近も、「電磁波」は本当は脳に悪影響 を及ぼす(「人はなぜニセ科学にだまされるのか」などで紹介されていた)という説は、なんの根拠もない、科学関係の都市伝説とされていたが、WHOの「携 帯電話の電波が脳へ悪影響」発表でひっくり返された。
 「が」=未知、「は」=既知と、本気で信じている国語学者がいたら、どうしてそうな のか、じっくり聞いてみたい気がする。専門家がそういうのだから、そうなのだ、と私の場合、なかなか、ならない。
 時として、素人の直感の方が、専門家の分 析の積み重ねよりも、正しい場合があるからだ。
 電磁波の悪影響の都市伝説は、高圧電線のすぐそばの住んでいる人が、雨降りの直後のジー、 ジーの音を聞いていて、なんとなく感じ、そこから生まれでてきたものだ。直感だ。
 直感を、科学的根拠のないもの、とする態度は、科学者とし て当然だが、全否定するのは、傲慢というものではないだろうか。
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by spanky2011th | 2011-06-24 20:44 | 日本語 助詞「は」と「が」